【アーリントンC】リチャード満点走
「アーリントンC・G3」(23日、阪神 )
荒れた馬場も足かせとはならない。傾斜をねじ伏せ、涼しい顔で併走馬を突き放した。コパノリチャードは20日、栗東坂路で4F54秒4‐40秒0‐13秒6を記録し、グッドカレラ(6歳1600万下)に大差の先着。フットワークには威圧感がある。
「前に馬を置いて抜け出すという予定通りの内容でしたし、馬場状態を考えると時計も良かったと思います。何の問題もなくきていますよ」。力強さは満点で、反応も申し分ないとあって、宮師は期待感を膨らませた。
前走の白梅賞は、前週のシンザン記念を0秒4上回る好時計で5馬身差の完勝。その走りに、ビュイックは魅せられたという。「乗ったあと、すぐに重賞を狙える馬だと感じました。とてもスピードがあってレベルが高い。本当に楽しみ」。ここでタイトルをつかみ、次なる目標へ‐。まずは阪神マイルの舞台で、リチャードが輝きを放つ。