「ベストターンドアウト賞」新設へ
JRAが、今年で第80回を迎えるダービー(5月26日・東京)を記念して、同レース出走馬を対象に「ベストターンドアウト賞」の新設を検討していることが明らかになった。手入れが行き届き、パドックで最も美しく見えた馬の担当厩務員に贈られる賞で、厩務員の身だしなみも審査対象となる。
多くの国で主に大レースを対象に行われており、欧米に遠征した日本馬では、05年英インターナショナルSに出走したゼンノロブロイの川越元厩務員、08年米BCクラシックのカジノドライヴの前田厩務員、昨年の英キングジョージVI&クイーンエリザベスSのディープブリランテの貝沢厩務員が受賞した。
日本の競馬文化にはなかった同賞の新設で、担当厩務員のモチベーションが上がり、イメージアップ効果も期待。JRAは賞金のほかに賞品授与も検討中。いずれは対象レースも増えていきそうだ。