ラストグルーヴ、フローラS回避
フローラSに登録していたラストグルーヴ(牝3歳、栗東・藤原英)は17日、回避することが決まった。藤原英師は「ソエが出た。(83年ダイナカール~96年エアグルーヴと続く)母子3代オークス制覇の夢もあるが、100%じゃないと。ここで無理使いをして走った時のリスクが大き過ぎる」と説明。オーナーサイドと協議し、出走を自重することを決断した。
父にディープインパクト、母に97年年度代表馬のエアグルーヴを持つ超良血で、11年セレクトセールでは1歳馬の最高価格となる3億6000万円で取引された一頭。春のクラシック参戦はパスし、当面は在厩して様子を見守る予定だ。「自分で新しい伝説をつくれる能力がある。今まで管理したなかで一番と思えるほどの馬だから」。次走は未定だが、今後の飛躍を見据えて、まずはソエの完治を目指す方針だ。