【宝塚記念】ナイト波乱の3強一突きだ
「宝塚記念・G1」(23日、阪神)
これほどまでに同じ要素が並ぶことも珍しい。馬主、厩舎、騎手、父ステイゴールドという血統、そしてレース当日は微妙な馬場状態‐。ナカヤマナイトが狙うのはただひとつ。3年前に8番人気で波乱を巻き起こしたナカヤマフェスタの再現にほかならない。
10年の宝塚記念は見る者に強烈なインパクトを与えた。断然人気のブエナビスタを、ナカヤマフェスタが外から豪快に差し切り。「あの時は何も考えず、とにかく自分の競馬をしようと思っていた。今回も同じイメージだよね」と柴田善はうなずく。あえてライバルを意識せず、自然体で臨む。そのスタイルが好パフォーマンスにつながることを、46歳のベテランはよく知っている。
週末は雨が降らない見込み。それでも主戦は冷静に馬場を推測する。「中間は雨がかなり降っている。速い馬場にはならないでしょ。これは間違いなくプラスだよ」。仮に良まで回復したとしても、時計を要する状態と読む。昨年のオールカマーを重で制するなどパワー勝負は歓迎のクチだ。
21日の朝は美浦南Aを1周半。はち切れんばかりの肉体を誇示した。「変わらず順調。安田記念(12着)は時計が速過ぎた。かわいそうだったね。時計がかかれば」と二ノ宮師も不敵な笑みを浮かべる。ナカヤマフェスタはこの一戦を制した後、凱旋門賞で2着に好走した。偉大な先輩を追い、ナカヤマナイトが仁川のターフではじける。
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