【クイーンS】アイムユアーズ連覇達成

 「クイーンS・G3」(28日、函館)

 1年の長いスランプからようやく脱出した。昨年の覇者アイムユアーズが2番手から抜け出す強いレースを見せた。舞台は札幌から函館に変わったが、青々とした洋芝の上で文句なしの復活劇を遂げた。

 長いトンネルの中であがいていたのには、まず体調の問題があった。新潟でレースの成り行きを見つめていた手塚師は「春2戦より状態が良かったね。それにやはり洋芝が合っている。本当に強い競馬だった。安心して見ていられたね」と話した。

 仕上がりの良さは、パドックでまたがった戸崎圭にも伝わる。「気配は素晴らしく良かったです」。ロケットスタートゆえに発馬して1F程はハナに立ったほどの気合乗り。それでいて、押して逃げに持ち込んだクィーンズバーンの後ろに無理なく収まったのも、調子の裏付けがあってのことだ。

 「前走は追い切りの時にも耳を絞ったりして力むところがあった。きょうはそんなところは全くありませんでしたし、僕は邪魔しないように気をつけていただけです」と馬の力を手放しでほめた。

 今後についてトレーナーは「オーナーとも相談して札幌記念(8月18日・札幌)を念頭に考えていく」と話した。上がり目に転じた4歳牝馬。秋の実りに向けて、北の大地で弾みをつけた。

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