【凱旋門賞】4戦無敗トレヴが最大の敵

 「凱旋門賞・仏G1」(6日、ロンシャン)

 G1・4連勝中だったノヴェリスト(牡4歳)の回避で、日本馬にとって最大のライバルに浮上したのがトレヴ(牝3歳)だ。オルフェーヴル、キズナと同じくロンシャンの本番舞台で行われた前哨戦・ヴェルメイユ賞をV。強烈な末脚を繰り出した仏オークスを含め、デビューから4戦無敗。2番人気に推されている。

 アイルランドの名将A・オブライエン師が手掛けるルーラーオブザワールド(牡3歳)も有力。英ダービーではデビュー56日で頂点に立ち、前哨戦はキズナに短頭差まで迫る2着。そのキズナに続く4番人気に推される。5連勝で英セントレジャーを制した、僚馬リーディングライト(牡3歳)は5番人気タイ。長距離適性は高いが、今回の舞台でどこまでやれるか。

 凱旋門賞7勝を誇るA・ファーブル師は今年も5頭出し。ニエル賞で4着に敗れたフリントシャー(牡3歳)は7番人気まで評価が下がった。今年の仏ダービー馬で僚馬のアンテロ(牡3歳)は5番人気タイ。昨年もソレミアで日本馬の夢を打ち砕いた、凱旋門賞最多タイ4勝を挙げるペリエの腕が怖い。

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