M・デムーロ、JRA騎手試験で不合格
JRAは17日、平成26年度新規騎手免許第1次試験の合格者(1人=受験番号での公表)を発表した。外国人として初の通年でのJRA騎手免許取得を目指し、2日に受験したミルコ・デムーロ騎手(34)=イタリア=は不合格となった。同騎手は「一生懸命にやったつもりですが、このような結果になってしまいました。(今後に関しては)現段階では何も決まっていません」と話し、再挑戦については明言を避けた。
唯一突破したのは、11年3月に現役を引退し、現在は美浦・斎藤厩舎で助手を務める柴田未崎元騎手(36)。「受かって良かったです。やっぱり大知の存在が大きいですね」と今年のNHKマイルCをマイネルホウオウで勝ち、平地G1初Vを飾った双子の兄に刺激を受けた様子。「もっと自分もやれたんじゃないかという気持ちになったので」と喜びをかみしめた。今年から試験要項に「引退騎手の再受験」が明文化されたことも、復帰を決意する一因となったようだ。なお、2次試験は来年の1月27~29日に行われる。