JCダート中京へ JRA14年度日程
JRAは21日、2014年度の重賞日程、開催日割を正式発表した。現行のJCダートは中京競馬場に移設され、「チャンピオンズC」(12月7日・中京ダート1800メートル)にレース名をリニューアルして行われる。来年は例年と同じ1月5日の中山・京都金杯でスタート。日本ダービーは6月1日。有馬記念は暮れも押し詰まった12月28日に行われる。
高松宮記念に続き中京に新たなG1が誕生する。阪神で行われているジャパンCダートはここ3年、外国馬の参戦がなく国際招待レースというサブタイトルは有名無実化していた。ダート競馬が主流の米国は左回り。慣れない右回りを敬遠しているのがその最大の原因と考えられていた。
中京は馬場改修が行われ昨年リニューアルオープン。ダートコースは1周1530メートル。410メートルの直線は東京に次ぐ長さで国際競走を行う舞台にふさわしい。「チャンピオンズC」は国内最強ダート馬決定戦に位置付けられる。招待形式は廃止するが、外国馬に関しては一流レベルのみを対象に招致活動を行う。
一方、2歳戦の番組も大改革が実施される。朝日杯FSは創設以来65回、中山で行われているが、来年からは阪神の芝1600メートル(12月21日)に舞台を移すことになった。同じ距離でも、阪神なら枠順の内外による有利不利が少ないというのが主な理由に挙げられる。
それにより中山はG1が1つ減る。JRAは代替策として現在、オープン特別のホープフルSを来年からG3とし(G2昇格を申請中)、将来的にはG1昇格を目指すという。ホープフル↓弥生賞↓皐月賞を、芝2000メートルの王道路線にしたい考えだ。現在の「ラジオNIKKEI杯2歳S」は、舞台が変わり同杯京都2歳S(11月29日・京都芝2000メートル)、いちょうS(10月11日)は東京芝1600メートルの新設重賞(ともにG3格付けを申請中)に、さらにデイリー杯2歳S(京都芝1600メートル)は時期が5週ずれてエリザベス女王杯前日の11月15日の開催となる。