【朝日杯FS】ベルカント絶好調

 「朝日杯FS・G1」(15日、中山)

 破格タイムで絶好調を伝えた。ベルカントは4日、栗東坂路でメイショウコロンボ(4歳1000万下)と併せ馬。4F50秒7‐37秒2‐12秒8の一番時計を記録し1馬身先着した。

 「牡馬だと思ってやっているからね」と角田師は納得の表情を見せる。牝馬とは思えないハードな内容に「今週が本追い切り。充実しているし、牡馬のようにどっしりとしていてカイ食いも落ちないので」と説明した。

 まだまだ粗削り。それでも前走のファンタジーSではメンコやハミを工夫して重賞初Vをつかんだ。阪神JFではなく牡馬との一戦を選んだ理由も「阪神のマイルで逃げ切るのは至難の業。中山の方が個性を生かせると思う」と迷いはない。鞍上の武豊が平地G1で唯一獲得していないタイトルがこの朝日杯FS。偉業達成へ、自慢のスピードを爆発させる。

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