レッドリヴェール根性秘める無敗の女王

 さあ明け3歳、クラシックロードが盛り上がりを見せていく。牡馬路線はまだ断然の主役と言える存在が見当たらない状況ながらも、異色の2歳王者アジアエクスプレスを筆頭に個性の強い面々がそろう。また、レッドリヴェールとハープスターが一歩リードの感がある牝馬戦線もかなりハイレベルだ。デイリースポーツでは注目の牡馬&牝馬を取り上げた。

 無敗馬が4頭出走し、そのうち3頭が鼻、首差と小差の攻防を演じた昨年の阪神JF。ハイレベル決戦を制したのは418キロのレッドリヴェールだった。

 阪神の新馬戦は良馬場でズバッと切れた。続く札幌2歳Sは、歴戦の古馬でもほとんどが追い込む脚を使えなかった泥田のような不良馬場で差し切りV。さらに3カ月半ぶりに復帰した2歳女王決定戦を優勝と、無傷V3の中身はかなり濃い。

 現在は宮城県の山元トレセンで激闘の疲れを癒やしている。須貝師は「鍛えがいのある馬。体重を気にせず攻めて攻めて結果を出してくれた。14年もこの姿勢を貫こうと思っている」。さらに「マイルにも対応したが、血統や走りからは距離が延びた方がもっといいとみている」と桜花賞(4月13日・阪神)だけでなく、早くも“その先”を見据える。

 一方で、始動時期についてはあえて定めていない。「本番の前に前哨戦を使うという意識はない。うちの厩舎はぶっつけ本番でも結果を出してきた。いきなり桜花賞という構想もありますよ」。試走へのこだわりがないのは、裏を返せば相当な自信の表れだ。3歳牝馬戦線は、父ステイゴールド譲りの小さな馬体のなかに、旺盛な勝負根性を秘める無敗馬を中心に動いていく。

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