鳴門市のボートレース協力費は「違法」

 徳島県鳴門市が、運営するボートレース場(競艇場)の周辺漁協に協力費として支払った約7800万円の適否が争われた住民訴訟の判決で、徳島地裁は31日、協力費は違法と判断し、二つの漁協に各950万円、市企業局長に900万円の計2800万円の支払いを請求するよう市に命じた。

 判決によると、鳴門市は1974年、公有水面の使用承諾などを盛り込んだ協定を周辺2漁協と締結。各漁協に協力費として最大で年600万円を支払っていた。

 鳴門市は「判決文を見ていないので詳細は分からない。弁護士らと相談して対応を決める」とコメントした。

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