【競輪】後輩・吉田、帝王の思い出語る

 「日本選手権競輪・G1」(21日、名古屋)

 “帝王”がバンクに別れを告げた。山田裕仁(45)=岐阜・61期・S1=が21日、ラストランとなった名古屋の一般1Rで5着に終わった。選手としての身分のまま事実上の“引退”。今後は白紙だが、競輪界のサポートをしていきたい意向を示していた。

 山田とかなり多く連係した吉田敏洋。鮮明に覚えているのは08年5月、山田の地元・大垣記念の決勝戦という。「山田さんの優勝に貢献できたのでホッとした。(山田は)検車場では威厳を出すため、多くしゃべらなかったが、本当は気さくで後輩にも気を使ってくれた。安心して辞められるよう、頑張りたい」と今後の中部のまとめ役を買って出た。

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