【競輪】金田洋世は元ビーチバレー選手

 「日本競輪学校第106回生卒業記念レース」(26日、平塚)

 男子105回生は伊早坂駿一生徒(19)、女子106回生は石井貴子生徒(24)がともにまくって優勝。28日に卒業式が行われ、女子(18人)は5月、男子(36人)は7月に続々とデビューする。

 ビーチバレーから転身した金田洋世は、前の世界では有名な存在。10年の全日本選手権に優勝。09年のワールドツアー大阪大会では、かおる姫こと菅山かおるとペアを組んだこともある。

 しかし、心の中には、ずっと個人競技への憧れがあった。「団体競技は、みんなの勝ちたい気持ちが一つにならないと厳しかった」と振り返る。

 その点、ガールズケイリンは完全な個人の脚力の勝負。ビーチバレー時代に世話になったトレーナーの紹介で、今の師匠(渡辺秀明=神奈川・68期・S1)を紹介してもらい、この道へと進んだ。

 「バレーボールのときはうまくなってもチームワークがよくないと勝てなかった。ガールズケイリンは違う。自分が練習すれば、タイムも上がるし、結果もついてくるのでやりがいがある」と瞳を輝かせる。

 卒業記念レースは予選で敗退したが、ビーチバレーからの転身組の先駆者となるべく、デビューへ向けて、さらに猛練習を重ねていく。

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