【青葉賞】インパクト軽快な脚さばき
「青葉賞・G2」(3日、東京)
独の名手も大絶賛だ。ワールドインパクトの最終リハは4月30日、新コンビのシュタルケを背に栗東坂路で併せ馬。厩舎の先輩であるヴィルシーナ(5歳オープン)の胸を借りた。
序盤から軽快な脚さばきで、楽々とスピードに乗る。雨の影響で重い馬場だったが、走りに全くブレがない。4F54秒6‐39秒7‐13秒4を計時し、G1馬を相手に半馬身先着した。
鞍上は「この春、自分が乗った3歳の中で一番いい。乗りやすくて将来性を感じる」とトーンは高い。友道師も「先週しっかりとやっているし、今週はジョッキーに感触を確かめてもらう程度。馬場も重いし、時計もこれくらいで十分」と納得の表情を浮かべる。
大目標のダービー(6月1日・東京)に向け、2着以内に入ってきっちりと出走権を確保したいところ。「ここでいい走りができれば本番も非常に楽しみになる」とシュタルケ。良血馬が初の東上で才能を見せつける。