【南部杯】ウォーリア待望のG1初制覇

 「南部杯・交流G1」(13日、盛岡)

 1番人気に推されたベストウォーリアが、2着ポアゾンブラックに4馬身差をつけて優勝。重賞3勝目で待望のG1制覇を果たした。同馬は、JBCクラシック(Jpn1・11月3日・盛岡・ダート2000メートル)と、JBCスプリント(Jpn1・11月3日・盛岡・ダート1200メートル)の優先出走権も獲得した。戸崎圭太騎手(34)、石坂正調教師(63)はともにこのレース初勝利。

 初コースも久々もこの馬には関係なかった。ベストウォーリアが東北・盛岡で躍動。いま最も頼りになる戸崎圭とのコンビで待望のG1初タイトルをガッチリ手中に収めた。

 鞍上の戸崎圭は2番手からの競馬を披露。逃げたポアゾンブラックにプレッシャーをかけ続け、持ったまま最終コーナーへ。この時点で脚色は他馬と明らかに違った。ムチは一発のみ。それで十分だった。鞍上のゴーサインを察するとグングン加速。ほぼ馬なりのまま余裕で栄光のゴールを駆け抜けた。

 まずは、「1番人気に応えられて良かった」と笑みを見せた戸崎圭。続けて、「折り合ったし、いいリズムでした。最後はユニコーンSを勝った時のように伸びてくれました。初めて乗った時から能力は感じていたけど、一戦ごとに強くなっています」と圧倒的なパフォーマンスを演じたパートナーを絶賛した。

 もちろん、石坂師も納得の様子。「戸崎君と打ち合わせはなかったけど、私が思っていた位置で競馬をしてくれました」と目を細めた。晴れてトップホースの仲間入りを果たしたベストウォーリア。可能性はまたグンと広がった。気になる次走は未定だが、快進撃に拍車がかかることだけは間違いない。

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