【紫菊賞】ティルナノーグ無傷V2だ

 「紫菊賞」(18日、京都)

 ディープインパクト産駒の大器・ティルナノーグが満を持して2戦目を迎える。新馬戦は4角付近で気を抜く面を見せたが、直線で馬体が並ぶと本領を発揮。鞍上の右ムチに応えて力強く伸び、2着トーセンバジル(次戦で未勝利戦をV)との競り合いを首差で制した。松永幹師は「まだフワッとして幼いが、間違いなくいいものは持っています」と素質を高く評価する。

 前走後は鳥取県の大山ヒルズへ放牧。牧場サイドの期待も大きく、同じノースヒルズ生産のダービー馬キズナ、ワンアンドオンリーと馬房を並べられ、無事に夏を過ごした。指揮官は「体は少し増えて450~460キロ。テンションは高めですが、今は我慢できています」とうなずいた。

 1週前追い切りは異例の形で行われた。美浦の斎藤師から依頼を受け、栗東CWでオークス馬ヌーヴォレコルトを含む3頭併せ。G1馬には遅れたが、鋭く伸びて6F83秒6-39秒3-12秒7を計時した。手綱を取った武豊は「併せた相手が悪かっただけ。動きは力強かった」と好感触だ。

 来年のクラシックを見据える上でも、重要な秋初戦。トレーナーは「まだこれからの馬だが、フットワークや乗り味はいい。自己条件だし、頑張ってほしい」と期待する。12日には僚馬コートシャルマンがりんどう賞を制し、無傷の2連勝を決めた。松永幹厩舎が2歳戦線を熱くする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス