「東スポ杯２歳Ｓ・Ｇ３」（２４日、東京）

　オグリキャップの孫ストリートキャップが、柴山との“同郷タッグ”で重賞初制覇を狙う。オグリと同じ笠松出身の鞍上は「新馬勝ちした時から注目していました。縁を感じますね。（笠松時代に）オグリ産駒には乗っていたけど、勝負根性がありましたよ」と目を輝かせた。

　芙蓉Ｓ３着後は放牧に出してリフレッシュ。帰厩後は坂路中心にみっちりと体を鍛えた。「前走は勝った馬も強かったけど、切れ負けした感じでした。でも、前回よりも調教量を増やして負荷をかけてきた。変わってくれると思います」と押野助手。仕上げに抜かりはない。

　舞台はオグリキャップが毎日王冠を連覇（８８、８９年）した東京芝１８００メートル。「コースが広くなって競馬はしやすくなる。坂も苦にする馬ではない。今後に向けて一戦一戦、大事にいきたい」と同助手。オグリの孫が府中の杜で躍動する。