【マイルCS】ラー4着ユタカV3ならず
「マイルCS・G1」(23日、京都)
連覇の夢には届かなかった。2番人気のトーセンラーは4着。後方からメンバー最速タイの上がり3F34秒1の末脚で外から追い込んだが、勝ち馬には0秒3差及ばなかった。自身のレース3連覇も懸かっていた武豊は「去年と同じレースができたし、4コーナーもうまくさばけた。ただ、ゴーサインを出した時の反応が去年よりもなかったね」と肩を落とす。
走破時計の1分31秒8は、昨年の自身の勝ち時計を0秒6も上回るものだったが「タイムもこの馬には速過ぎたかな。良馬場は望んでいたけど、ここまで時計が速いとね」と厳しい表情。一方、藤原英師は「よく走っているけどな。去年のイメージでうまく乗ってくれた。ただ、馬もひとつ年を取ったからな」と淡々と振り返った。
このあとは香港マイルへの参戦を視野に調整する予定。連覇を逃した悔しさは、世界の舞台で晴らしてみせる。