【CC】アキュート元気いっぱい
「チャンピオンズC・G1」(7日、中京)
8歳の秋を迎えてもワンダーアキュートは元気いっぱいだ。
最終リハは3日、栗東CWで単走。馬なりのまま6F81秒5-39秒4-13秒1をマークした。手綱を取った植野(レースは武豊)は「ハロー(馬場整地)明けでも(馬場は)少し滑るような感じ。チップはもともと得意でない馬だから、気の毒だったね」と振り返ったが、全体的には「時計が出過ぎないように、セーブする気配を感じたのか、直線でやめようとしたのでしっかりハミをかけた。きちんと動いてくれましたよ」とうなずいた。
動きを見届けた佐藤正師も「夏から見据えていたのはここ。ここしかないから。抜かりなく調整できた。あとは(武)豊君に任せるだけ」と、万全の仕上がりを強調した。
地方ではG1・2勝の実績はあるが、JRAのG1では2着が最高成績。「銀メダルはもうたくさん。エンゼルマークみたいに銀5枚で金1枚分に取り換えてもらえたりしないのかなあ」。トレーナーは笑うが、その表情は真剣そのものだった。