【チャレンジC】フルブルーム格が違う
「チャレンジC・G3」(13日、阪神)
カシオペアSで久々のVを手にしたウインフルブルームが、復帰3戦目を迎えてさらに上昇ムード。昨年の朝日杯FS、そして今年の皐月賞でともに3着に好走した実力馬が、ついに目を覚ました。
秋初戦の神戸新聞杯は、北海道からの長距離輸送で馬体が大幅に減る誤算があり、13着に大敗。そこから陣営は立て直しを図り、2戦目のカシオペアSでは馬体を18キロ増やして出走。落ちていた筋肉が回復したことで、この馬らしい先行力を取り戻した。
久保田助手は「復帰戦は“何とか間に合った”という感じ。前走でもまだ70点ぐらいでした。間違いなく今回が一番いい状態です」とさらなる上積みを感じている。
出来さえ戻れば、G1好走の実績が黙っていない。「ひいき目もあるかも知れませんが、春に戦っていたメンバーを考えれば、ここでは格が違うと思います」。完全復活は目前。待望の重賞初制覇を果たし、来季の飛躍へ弾みをつける。