【ボート】GP&QCカウントダウン12

 「グランプリ・SG」(18日開幕、平和島)

 ◆男子賞金ランク3位 松井 繁

 松井繁は3月のクラシック(尼崎)を制して、早々と年末決戦への出場を確定させた。例年であれば年間での戦いを念頭に置き、だいたい夏から秋が勝負どころになることが多かった。だが今年は3月に決めてしまったことで、ピットでも“勝負駆けモード”を漂わせることなく余裕を持ってすごす場面が多かった。そうは言っても、本番へ向けての準備は怠っていない。エンジンをしっかり仕上げた時の舟足は、記念クラスでも太刀打ちできないレベルになる。平和島を「苦手」と公言しているが、大一番となれば脅威的な調整力を見せつけてくるだろう。

 「クイーンズクライマックス・G1」(26日開幕、住之江)

 ◆女子賞金ランク3位 岸 恵子

 今年でデビュー22年目。40歳を過ぎた今、レーサーとしての絶頂期を迎えた岸恵子が初の大舞台に挑む。11月末に下関のレディースチャレンジカップでは、出場ボーダーのギリギリに位置しており、勝負駆けの身で臨んだ一戦だった。しかし、あれよあれよと勝ち上がって初代女王の座に輝くとともに、堂々の3位で年末決戦への進出を決めた。ここまでの通算優勝回数は7回。しかも、そのうちの4回は今年の実績だ。ここまで充実度、“前哨戦”を勝った勢いはメンバー随一で侮れない。このまま一気にトップまで駆け上がりそうな雰囲気を漂わせている。

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