【有馬記念】フェノー変わり身期待

 「有馬記念・G1」(28日、中山)

 復活の兆しはある。今秋は天皇賞・秋14着、ジャパンC8着と不振のフェノーメノが24日、ここに来てムードを上げてきた。「馬にやる気が出た感じ。スイッチが入った。1週前に騎手を乗せてしっかりとやったことで、いい意味でのうるささがある。これがいい方へ出てくれれば」と戸田師は変わり身を期待する。

 追い切りは美浦Wで単走。派手なパフォーマンスではなかったものの、馬場の外めを通って軽快なフットワークを披露した。5F67秒0-38秒9-12秒5の時計も馬場状態を考えれば上々だ。「しっかりと反応していた。雰囲気はここ2戦とは違う」とトレーナーは出来の良さを強調した。

 舞台となる中山はこれまで5戦2勝だが、12年セントライト記念、13年日経賞で重賞制覇を決めた。「若い時に結果は出なかったが、昨年の日経賞でしっかりと走ってくれたからね」とコース変わりをプラスに捉える。時計のかかる今の中山芝にも、「大丈夫でしょう」と力強い。

 グランプリに駒を進める唯一の関東馬。「2歳のG1はともに関東馬が勝っているし、いい流れに乗れれば。ここ2戦は真の姿ではないので、一矢報いたい」と力を込めた。関西馬に馬場を貸すだけでは終われない。13、14年の天皇賞・春を連覇した実力馬が、G1連勝の東風に乗って逆襲する。

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