【新春賞】エーシンスパイシー重賞初V
「新春賞」(3日、園田)
3角過ぎで先頭に立った7番人気のエーシンスパイシーが、そのまま後続の追撃を振り切りV。開業3年目の橋本忠明師、18年目の松浦聡と、いずれも重賞初制覇となった。2着に5番人気のニシノイーグル、3着に6番人気のエーシンクリアが入り、3連単は27万円を超える高配当となった。1番人気のハルイチバンは4着、2番人気のトーコーニーケは6着に終わった。
5歳牝馬のエーシンスパイシーが、強豪牡馬をなぎ倒し、初の重賞タイトルを手にした。大逃げを打ったクリノチョモラーリから離れた2番手を追走。3角手前から馬群が一気に詰まり、失速するチョモラーリに代わって、3角過ぎで先頭へ。直線ではニシノイーグルの猛追をしのいで、そのまま押し切った。
鞍上の松浦聡も念願の重賞初制覇。ゴールした瞬間、右腕を突き上げ喜びを爆発させた。「獲れなかったタイトル。感極まった。ジョッキーをやっていて良かった」と号泣。「(先生から)気楽に乗ってくれていいと言われていた。落ち着いて乗ろうと。(直線で)頭が混乱した。馬に助けられて、何とか振り切ることができました」と相棒の踏ん張りを大絶賛した。