【シンザン記念】レンイングランド成長
「シンザン記念・G3」(11日、京都)
昨年7月にデビューし、7戦を消化。キャリア豊富のクロフネ産駒が重賞初Vを狙う。レンイングランドはわずか5カ月間で3勝を挙げた。「使うごとに成長している。特に肉体面。回復が早くなったし、体力が上がっている。体がしっかりとして牡馬らしくなった」と渋田助手は目を細める。
前走クリスマスローズSはハナを奪って、そのまま押し切った。「粘りが違ったから。それに厩舎にとって大きな1勝だった」。昨年の最終週、全国リーディン獲得への後押しとなる勝利を挙げ、厩舎に大きく貢献した。
芝の1200メートルで初勝利を挙げたが、2勝目はダートの1400メートル。そして3勝目は芝の1200メートルと、オールラウンダーぶりを発揮している。今回は初めてとなる芝のマイル戦。距離をどうこなすかが鍵となる。「やってみないと分からないけど、マイルなので馬と鞍上の呼吸が合うことが大事」と渋田助手は説明する。
7戦中5戦で馬券圏内を確保。大崩れしない点も強みだ。「芝、ダートを問わないし、まだ適性を決められない。ここでどれぐらいやれるのか楽しみ」。伸びしろ十分の3歳馬がさらに可能性を広げる。