【シンザン記念】Dブレイズ瞬発力抜群
「シンザン記念・G3」(11日、京都)
力強い伸びで上昇ぶりを伝えた。ダッシングブレイズは8日、栗東CWで3頭併せ。ショウナンサアーダ、スマートレジェンド(ともに3歳未勝利)を相手に、最大4馬身ほどあった差を一気に詰めると、直線は最内から馬なりで並びかけ、前者に3馬身半、後者に2馬身先着。6F83秒2-39秒5-11秒9を計時した。「直線まで楽な感じだった。いい瞬発力がある」。手綱から伝わる感触に、新コンビのC・デムーロは満足そうにうなずく。
「時計もちょうどいいし、予定通り。何の心配もない」。開業4年目で初の重賞Vを狙う吉村師も、出来の良さに胸を張る。仕上がり早とされる米国トレーニングセール出身馬だが、まだ成長途上。それでも「前走で決め手があるのを再確認した。賞金を加算してクラシックに乗せないといけない馬。京都の外回りもいい」と力を込めた。