ルメール一発合格 日本語で決意表明

 JRAは5日、15年度の騎手免許第2次試験の合格者を発表。ミルコ・デムーロ騎手(36)=イタリア、クリストフ・ルメール騎手(35)=フランス=の2人も見事に難関を突破した。史上初めてJRA所属の外国人騎手となった2人は、3月1日に“デビュー”する。

 新たな挑戦を前に、瞳を輝かせた。ルメールは、5日午前10時過ぎに滋賀県内の自宅で合格を知った。フランスにいる夫人と電話中に届いた朗報に「うれしい。新しい騎手人生の始まり。日本の競馬は世界一。いっぱい勝ちたいし、ビッグレースも勝ちたい。一生懸命頑張りたい」と日本語で決意を語った。

 一昨年、JRAが外国人騎手に門戸を開放。ルメールは当時、世界的な大馬主アガ・カーン殿下と契約期間中で、契約が終了した昨年、1次試験を初受験した。「スポーツマンは常にモチベーションと目標が必要。新しいゴールに向かって頑張りたいと思った」。日本語や競馬関係法規など毎日2時間勉強し試験を突破。ともに合格したM・デムーロと電話で連絡を取り合い、互いの健闘を誓った。

 昨年11月に落馬負傷(右すね骨折など)し、現在はリハビリ中。順調に回復しており「3月1日から乗れます」と言い切る。これまで日本ではG15勝をマークしているが、今後の目標は「日本の馬で凱旋門賞を勝ちたい。日本に恩返しがしたい」。今春からJRA騎手として自らの夢の実現へと走り始める。

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