【オーシャンS】サクラゴスペル失速
「オーシャンS・G3」(7日、中山)
追ってもまるで追いつく気配がない。序盤で折り合いを欠いたサクラゴスペルは、美浦坂路の傾斜に抵抗できずに失速して行く。結局、先行したサクラエルカミーノ(4歳500万下)に大きく離されてフィニッシュ。4F57秒7-43秒2-16秒5と、見た目にも数字的にも“バタバタ”の4日の最終リハだった。
不安の先行する走りに、尾関師は「引っ掛かったね。気合を乗せた方がいいかなと思ったけど…」と苦笑い。それでも思ったほど悲観の色が見られないのは、しっかり負荷をかけられたからだろう。先週時点で馬体重はやや重めの500キロ(前走484キロ)。このひと追いでシェイプアップの効果は見込める。「体調は問題ない」とうなずいた。
2年前のVを含め、中山芝6F戦は〈2101〉の得意舞台だ。「これで人気がなくなるといいかな」とニヤリ。追い切りの内容だけで軽視すると痛い目に遭うかもしれない。