【中山牝馬S】エレガント重賞連勝だ
「中山牝馬S・G3」(15日、中山)
気分良く逃げたときの強さは特筆ものだ。前走の京都牝馬Sを9番人気で逃げ切ったケイアイエレガントが、引き続き自分の競馬に徹して重賞連勝を狙う。「中途半端な競馬はしない。勝ちに行く」と、尾形充師はキッパリ言い切った。
4日の1週前追い切りは美浦Wでゴール前強めに追われて5F68秒7-13秒0をマーク。格下馬に遅れてしまったが、馬体の張りや気合乗りは文句なし。前走の出来をキープしている。指揮官は「競馬までには、思った通りきっちり仕上がりそうだ。精神的にどっしりしている牝馬で、今のところ心配な点は何もない」と、順調な仕上がりをアピールした。
同じく逃げ切りだった昨年4月の福島牝馬Sで重賞初勝利を達成すると、続くヴィクトリアマイルでも見せ場たっぷりの6着に健闘した。「ヴィクトリアマイルのレース内容は着順以上だった。一瞬、自分の腰が浮く場面があったからね。それほど興奮したよ」とトレーナーは振り返る。今年もこの一戦から同じG1へ。「しっかり結果を出したい」と自信満々で送り出す。