【フラワーC】フーガ初の芝で勝負
「フラワーC・G3」(21日、中山)
桜花賞(4月12日・阪神)を目指し、ホワイトフーガが初の芝にチャレンジだ。
デビューからダートで1、2、1着と安定した走りを披露。前走の500万下では、行き脚がつかずに初めて好位で砂をかぶったが、ひるむことなくきっちりと抜け出した。「千四では忙しいかと思ったけど、しっかり勝ってくれたね」と高木師が笑顔で振り返る。
その後は短期放牧に出たが、今回の芝参戦は前走のレース前から抱いていたプランだった。「一度芝の適性を見たいと思ってね。勝ったら使うつもりだった。切れる脚はないけど、先行力があるし、千八ならリズム良く走れると思う。それに、今の中山は若干、時計がかかっているからね」とうなずく。その口ぶりからは不安よりも期待の方が大きく映る。
同厩舎では同様にダートから転じたスノードラゴンが、昨秋のスプリンターズSをV。最優秀短距離馬に上り詰めた。手綱を取るのも同じ大野だ。「何とかいい勝負をしたい」と、トレーナーは大舞台へ夢をはせた。