【スプリングS】皐月賞最有力馬は…
「スプリングS・G2」(22日、中山)
ディープインパクト産駒の人気馬2頭の追撃を封じ込み、皐月賞(4月19日・中山)へ力強く名乗りを上げた。演歌界の大御所・北島三郎の所有馬で、5番人気のキタサンブラックが4角先頭からそのまま押し切り快勝。無傷の3連勝を決めた。2着リアルスティール、3着ダノンプラチナまでが優先出走権を獲得した。
トライアル3レースで本番に直結しそうなのは弥生賞だろう。ほぼ平均ペースで、例年の皐月賞に流れはかなり近い。サトノクラウンは完璧なレース運びで無傷の3連勝を飾った。ゲートの不安が解消し、一戦ごとに成長。前々走の東スポ杯2歳Sでは狭いスペースを突き抜けた。レースセンス、勝負根性を兼備している。無事に行けば最有力だ。
スプリングSは1000メートル通過が62秒6のスロー。立ち回りのうまいキタサンブラックが制した。無傷での3連勝は立派だが、本番で楽な競馬はさせてもらえないだろう。リアルスティールは最速タイの上がりで2着に突っ込んだ。本番につながる内容といえる。2歳王者ダノンプラチナは距離に不安を残した。