馬主のヨン氏興奮「言葉にならない」
「高松宮記念・G1」(29日、中京)
外国馬としては12年ぶりの参戦となった香港のエアロヴェロシティが、ゴール前で日本馬2頭の間をグイッと割って快勝。昨年の香港スプリントを制した7歳馬が、日本の上半期スプリント王決定戦を外国馬として初めて制圧した。
馬主のN・ヨン氏(39)は香港の実業家で、エアロヴェロシティが香港での最初の所有馬。勝利に興奮を隠せず「言葉にならないほどうれしい。ザック(パートン)が素晴らしい騎乗をしてくれた」と鞍上の手腕をたたえる。メンコに緑色で印字してあった「格」は同氏の冠名で、エアロヴェロシティの漢字表記名は「友瑩格」。クールでハンサムという意味を持つ快速馬が、日本でもオーナーに栄誉をもたらした。