【天皇賞】ブレーヴ大舞台で再び大暴れ
「天皇賞(春)・G1」(5月3日、京都)
ホッコーブレーヴが大舞台で一発を狙う。昨年は12番人気ながら3着と好走した。その後、不本意なレースが続いたが、休み明けの日経賞で3着に入り復調気配。陣営のムードは盛り上がっている。
昨年3着はフロックではない。ホッコーブレーヴが再び淀の舞台で輝きを放つ。「一度使って状態はいい。メンバーも去年とほとんど同じだし、自信を持って送り出せる」と28日に松永康師がコメント。重賞未勝利馬でも色気は十分。最強ステイヤーの称号へ虎視たんたんだ。
やんちゃ坊主ぶりも徐々に解消されてきた。「(調教中に)まだ跳びはねたりはするけど、すごく暴れることはなくなった。年齢的にズブさを見せてきたけど、それがいい方に出ている。競馬の内容も良くなっているしね」。鞍上を振り落とそうとする姿は、もう過去のこと。レースでの折り合いにも進境を見せている。
今回は運を味方に付けた。除外の可能性もあったが、外国馬2頭の辞退で滑り込んだ。23日の1週前追い切りでは美浦Dで積極的に時計を出した。「しっかり負荷をかけたんで、馬に気持ちが入ってきました。(手綱を取った)幸騎手も“どんな競馬でもできそうな感じ”と言ってくれたし、彼とは手が合いそう」。期待は膨らむ。
今秋には豪州遠征(コーフィールドC、メルボルンC)も視野に入れているが「あくまでもここの結果次第ですよ」と指揮官。7歳馬が持ち前のスタミナを発揮して大仕事を狙う。