高知出身の“伝説の天才ジョッキー”をたたえる「福永洋一記念デー」が２９日、高知競馬場で行われた。

　高知競馬場３０周年記念として「ジョッキーズバトル　洋一カップ」が８、１０Ｒの２鞍で行われ、ＪＲＡからは蛯名、福永、藤田、横山典が参加（優勝は地元・高知選抜チーム）。また、メーン９Ｒの「福永洋一記念」にはイベント６回目にして長男の祐一が初めて騎乗し、地元馬のバーチャルトラック（２番人気）で４着だった。

　７９年３月４日の落馬事故により脳障害が残り、車いすで生活している洋一さんと一緒に１０Ｒ終了後、表彰式に姿を見せたユーイチは「父に（福永洋一記念を勝って）いいところを見せたかったんですが。今年で一番、疲れました。でも楽しかったです」と、無事にイベントが終了しホッとした表情。「父にとっても特別な一日になったと思います」と感慨深げに語っていた。

　ほかに角居師らが中心となって行っている「サンクスホースデイズ」なども実施され、多くのファンが訪れた。