【プリンシパルS】アンビシャス快勝
「プリンシパルS」(9日、東京)
苦しんだ末、ダービー(31日・東京)の優先出走権を勝ち取った。アンビシャスが1番人気に応え直線坂上、力強いストライドで抜け出した。前半はハミをかんで掛かり気味。前の馬を壁にして鞍上は懸命になだめる。何とか我慢させ、力強い末脚を引き出した。
Vに導いたルメールは本番では皐月賞6着のサトノクラウンに騎乗する。「バックストレッチで少し掛かった。4角でリラックスして、ラスト300メートルはすごい脚を使ってくれた。3歳馬にダービーの2400メートルは難しい。アンビシャスにもチャンスはあると思う」と託されたミッションを成功させホッとひと安心だ。
音無師は京都競馬場でモニター観戦。ダービーの出否に関しては「今日もハミをかんでいた。折り合えばもっと強いはずだが、2400メートルはどうかと思う。オーナーと相談して決めます」と明言を避けた。大志を抱いて競馬の祭典に参加してほしい。この日のパフォーマンスを見せつけられたファンは、そう願っているはずだ。