【七夕賞】ナツのナルト不気味な魅力
「七夕賞・G3」(12日、福島)
08&09年のミヤビランベリ以来となるレース連覇へ、メイショウナルトが挑む。1年間Vから遠ざかっているが、得意の夏場で小回りの福島コースと好条件がそろっている。積極策から集中力を途切れさせない競馬ができれば、鮮やかに復活するシーンも十分だ。
“夏男”が連覇を目指す。メイショウナルトは昨年の七夕賞を1馬身3/4差で逃げ切り完勝。重賞初制覇を決めた13年小倉記念以来、11カ月ぶりの勝利だった。あれから丸1年、再び白星から遠ざかっているが、何しろ昨年は4戦連続2桁着順からの大変身だっただけに、不気味な存在だ。
昨年は鳴尾記念11着からの一変で、今年もステップは同じく鳴尾記念(9着)。ひと叩きの効果はあるのか。「1回使って、というセオリーが当てはまらない馬。いつも状態はいいし、昨年と変わらないんだけど」と武田師は説明する。ただ、1週前追い切りの動きには目を奪われたという。「久しぶりに動いたなと思った。いつもは直線で頭が高くなって前脚の伸びが物足りなくなる。それが、先週は頭を上げずに走っていた」と実戦に結びつくことを期待する。
暑さにはめっぽう強い。10~3月は〈0029〉と連対ゼロ。だが4~9月は〈6418〉の好成績で、特に7~9月は4勝、2着4回の実績を誇る。「そう思いたいな。“冬は駄目、夏はいい”と思ってきた。寒いと早くから毛が伸びるしね」と得意の時季で目覚めるシーンを描く。
「これだけ気が悪くて走る馬も珍しい。やめるのかどうなのか、いつも分からない。気分良く走れれば。少しでも斤量が軽くなるのは有利」。この1年間はハンデ戦で57・5キロを背負わされてきたが、今回は0・5キロ減の57キロで戦える。7歳のセン馬に託された復活への思い-。願いはかなうか、注目が集まる。
