【エルムS】攻めのソロル2馬身先着
「エルムS・G3」(16日、札幌)
攻めの調整で重賞2勝目を狙う。ソロルは12日、函館Wでヨカグラ(2歳新馬)と併せ馬。馬体を並べて直線に向くと、騎乗した吉田隼は懸命に手綱を押した。普段はあまり調教駆けしないが、しっかりとギアチェンジ。5F68秒2-39秒5-13秒2で2馬身先着した。
鞍上は「相手は2歳馬だし、しまいはやっておこうと思いました。あれだけ反応してくれれば十分。前走と比べて、変わらずにいい状態をキープしています」と額の汗を拭う。中竹師も「“併せ馬で一杯に。しまいをしっかりとやらないと通用しないぞ”と声をかけた。見た感じ、動きもいい」と声を弾ませた。
マリーンSでは10戦ぶりの勝利。吉田隼は「1回競馬にも乗っていいイメージで勝てた。メンバーは強くなるけど、いい形で競馬にいける」と力強い。前走から斤量が1・5キロ減るのはプラス材料。きっちりとタイトルをものにし、存在感をアピールする。