【ローズS】クイーン迎撃態勢OK

 「ローズS・G2」(20日、阪神)

 樫のプリンセスから、真の女王へ。オークス馬ミッキークイーンが、さらなる飛躍を果たすべく、まずは秋初戦を迎える。頂点を極めたとはいえ、重賞勝利はオークスのみ。王座を確かなものとするためにも、前哨戦とはいえ負けるわけにはいかない。

 「オークスは上がりで速い時計を使ってくれましたし、強い勝ち方でした。条件は問わない馬。G1馬なので、初戦から強い競馬を見せないといけないと思っています」と主戦の浜中は意気込みを語る。1番人気馬のルージュバックをゴール前で豪快にかわした差し切り劇。ラスト3Fの34秒0は、翌週のダービーでドゥラメンテが記録した33秒9と比べてみても、優秀な数字であることが分かる。

 これで秋は迎え撃つ立場となったが、幸いにも全くアクシデントなく、夏を越した。1週前追い切りでは、栗東CWで鋭い動きを披露。「順調に来ていますね。右腰、右トモにあった春の疲れが取れているのが何より。いい状態で出せると思います」と胸を張る池江師。仕上がりに関して、みじんも不安はない。

 3走目のデイリー杯クイーンCで馬体を20キロ減らしたように、春はカイ食いが細かったが、その点も解消しつつある。「体は10キロくらいしか増えていないが、カイバは食べているからね」とトレーナー。もともと完成は先と言っていただけに、本格化はこれから。明るい未来に照らされた、クイーンの第2章が幕を開ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス