【南関東競馬】レーザーバレット初戴冠
「オーバルスプリント・Jpn3」(23日、浦和)
中団待機でレースを進めた2番人気のレーザーバレットが、直線で一気に抜け出して重賞初制覇を果たした。鞍上の戸崎圭太は昨年のキョウエイアシュラの続いて連覇を成し遂げた。2着は5番人気のルベーゼドランジェ、3着には1番人のタガノトネール、4着にも3番人気のサウンドガガが入り、JRA勢が上位独占した。
終わってみればレーザーバレットの圧勝。デビュー当初から素質を高く評価されていたが、7歳にして念願の重賞初制覇だ。「スタート後につまずいたが、その後はリズムのいいフットワークで走れていたし、前を見ながら落ち着いていけました」とジョッキーは振り返った。
初コンビの戸崎圭は連覇を達成し、「先生から調子がいいと聞いていたので、初めてですが、自信を持って乗れました」と喜んだ。表彰式では古巣・南関東のファンから、かつてと変わらない大声援で祝福された。
バレットの今後について、陣営は大舞台を見据える。「オーナーと相談してですが、JBCスプリント(11月3日・大井)を視野に」と萩原師。ダート競馬の祭典に、楽しみな個性派が名乗りを上げた。