【菊花賞】祐一、2年ぶりの栄冠狙う

 「菊花賞・G1」(25日、京都)

 リアルスティールに騎乗する福永祐一騎手は先週終了時点で、JRA重賞を現役4位の通算111勝。うちG1は18勝を挙げているが、牡馬クラシックは一昨年の菊花賞=エピファネイアが初制覇だった。パワーを前面に押し出し、常に折り合いが鍵とされたエピファネイアとは違い、リアルスティールは操縦性の高さが自慢。これは3000メートルを乗り切るうえで心強い材料となる。

 神戸新聞杯2着馬の菊花賞制覇なら、07年アサクサキングス以来8年ぶり4頭目。先週の秋華賞は、最重要トライアルのローズSで2着だったミッキークイーンがV。今週も、過去10年で優勝馬9頭を輩出している神戸新聞杯で2着だったリアルスティールが本番で巻き返すか。なお、ダービー4着馬の菊制覇なら98年セイウンスカイ以来4頭目となる。

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