【菊花賞】スティーグリッツ絶好調

 「菊花賞・G1」(25日、京都)

 絶好調だ。スティーグリッツの最終リハは21日、栗東坂路で単走。序盤はゆったりと入り、馬場の中央を真一文字に駆け上がる。最後も軽く促す程度だったが、脚さばきは実に軽快。楽な手応えで4F53秒6-39秒3-13秒0を計時し、友道師は「予定通り。先週も良かったが、きょうもしまい重点で良かった」と納得の表情だ。

 前走はトライアルではなく、中山芝2500メートルの九十九里特別に出走。指揮官は「ちょっとでも距離があった方がいいと思ったから」とステイヤーとしての資質を高く評価する。2カ月ぶりの実戦で、プラス6キロの504キロだった馬体重については「今回は絞れるんじゃないですかね。体もシャープになってきた。コンディションは今までで一番いいと思う」と自信をのぞかせた。

 全6戦で掲示板を確保。近4走は条件戦とはいえ、古馬とのレースを経験し、着実に力をつけてきている。「真面目ですよね。(2走前に)中京で勝った時もそうだが、本当に長くいい脚を使ってくれる」と期待する。鞍上は08年オウケンブルースリ、12年ゴールドシップと菊花賞で2戦2勝の内田博。抜群のレース相性を誇る名手の手綱で、一気にG1制覇を成し遂げる。

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