【マイルCS】アラジン上積み大きい

 「マイルCS・G1」(22日、京都)

 縁起がいいのは“末広がり”だけが理由ではない。サトノアラジンが引き当てたのは、今や厩舎の大将格となったラブリーデイが天皇賞・秋を制した時と同じ4枠8番。枠順を確認した兼武助手は「おお、いいですね」と素直に第一声を発した。

 好枠ゲットで自信をさらに深めたが、その根底には好仕上がりの裏付けがある。18日に栗東CWで上がり重点の併せ馬を消化したが、その後も乗り込みは順調だ。20日朝も栗東の角馬場で乗り込んでから坂路で4F64秒6-14秒3をマーク。柔らかい身のこなしでゆったりと四肢を伸ばした。

 秋初戦となった前走の富士Sはあくまでもたたき台の一戦。2着に食い込んだが、仕上がり途上で、G1本番へ向けて良化余地を大きく残していた。「上積みは相当あります。ジョッキー(ルメール)も2週またがって好感触を得たみたい。完成度という意味では、本物になるのは来年かもしれませんが、状態はすごくいいと思います」と同助手は自信たっぷりに胸を張る。

 トーセンスターダムと2頭出しとなる池江厩舎は勝てば今年のG1・5勝目となり、自身が11年に、岩元師が00年にマークした最多勝に並ぶ。次週のジャパンCにはラブリーデイ、ミッキークイーンの牡牝エースが登場。記録更新に王手をかけることができるかにも注目が集まる。

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