【JC】ラブリー世界制圧へ万全
「ジャパンC・G1」(29日、東京)
今年重賞7勝目へ、そして世界制圧へ-。天皇賞・秋の覇者ラブリーデイは、同じ池江厩舎のミッキークイーンとともに土曜輸送の関西馬では一番乗りとなる28日午後3時過ぎに東京競馬場へ到着。「いつも通り、馬運車ではおとなしかった。輸送も慣れたもの」と斎藤助手は余裕の表情を浮かべる。1枠1番からの発進にも「距離をロスすることがないし、2走前の京都大賞典も(同じ最内枠で)勝っているので」と、口調によどみは全くない。
ライバルについて問われると、今年の3歳牝馬2冠を達成した僚馬を挙げた。「秋の天皇賞では浜中が乗っているので、(ラブリーが)どれだけの脚を使えるのかを分かっている」と分析するが、ピリピリとしたムードはない。「厩舎でワンツーができたらいいですね」と笑顔でうなずいた。
6月の鳴尾記念から破竹の重賞4連勝で、国内屈指の実力馬に上り詰めた。「調子はいいし万全の態勢で送り出せる。ここを勝てば年度代表馬の座に近づくので、狙いたいですね」と期待を込めた。