【朝日杯FS】豊エアスピネルで偉業だ
「朝日杯FS・G1」(20日、阪神)
史上初のJRA・G1完全制覇を狙う武豊が、デイリー杯2歳Sの覇者エアスピネルで偉業達成に挑む。1週前追い切りは栗東坂路で4F52秒2-38秒3-12秒3の好時計をマーク。古馬と併せて互角以上の動きを見せた。「前走である程度の手応えはつかめた。調整は順調。このまま無事に本番を迎えられれば」と笹田師。無傷の3連勝&G1初制覇へ、視界は良好だ。
新馬-京王杯2歳Sを連勝したのがボールライトニング。こちらも1週前追い切りでは抜群の動きを披露。栗東坂路でラスト1Fは12秒0と切れに切れた。宮本師は「順調です。丈夫な馬で、頭も良く、能力が高い」と素材の良さを絶賛。同レース連覇を狙う蛯名の手綱も頼もしい。
1戦1勝のリオンディーズは父キングカメハメハ、母シーザリオ、半兄エピファネイアという超良血。スケールの大きい走りから、2戦目でのG1制覇も十分可能だ。須貝厩舎2頭出しのイモータルとシャドウアプローチは1週前追い切りで併せ馬を敢行し、仕上がりは上々。デイリー杯2歳S2着のシュウジも、本番での逆転へ向けて虎視たんたん。同レース4連勝中の関東馬では、京王杯2歳S2着のアドマイヤモラールが筆頭格だ。