「有馬記念・Ｇ１」（２７日、中山）

　万全の出来で大一番に臨む。エリザベス女王杯でＧ１初制覇を決めたマリアライトは２２日朝、美浦の角馬場とＷで調整を行った。軽めのメニューながら、活気あふれる姿を披露。池内助手は「前走後の回復は早かったし、いい状態でレースを迎えられる」とうなずく。

　エリザベス女王杯は中団から鋭く伸びてＶ。今がまさに充実期だ。「今年の春ぐらいから背腰がしっかりとして、体質が強化。競馬を使っても馬体が減らなくなった」と目を細める。若いころに無理をさせず、成長を促しながらじっくりと育てた。それが功を奏して大輪の花を咲かせた。

　異父弟リアファルとのきょうだい対決も注目されている。「お姉ちゃんの意地を見せてほしい」と前を向く。勢いはある。波に乗る４歳牝馬が、師走の中山で躍動する。