【有馬記念】ゴールド宝塚惨敗枠も信頼
「有馬記念・G1」(27日、中山)
中央競馬の1年を締めくくる大一番の出走メンバーと枠順が24日、確定した。出走馬関係者が希望する枠順を選択する方式だった昨年とは異なり、今年は抽選で決定。ゴールドシップは今年の宝塚記念と同じ8枠15番からの発進となった。
7番くじとなったゴールドシップは、小林英一オーナーにちなんで内田博が「K」のカプセルを選択。その結果、くしくも“世紀の大出遅れ”を犯した今年の宝塚記念(15着)と全く同じ8枠(15)番からの発進が決定した。中山芝2500メートルでは一般的に不利とされる外枠でもあり、抽選会場はやや微妙な空気に包まれたが、鞍上は前向きな姿勢を貫く。
「先行馬が外に多いし、変に内でごちゃつくよりもさばきやすい」。前走(ジャパンC10着)からのガラリ一変へ、須貝師も「かえって良かった。先入れだし、一番最後まで左側に馬もいないしね。この番号が彼の天命なので」とうなずいた。89年イナリワンを最後に有馬記念でVのない馬番でもあるが、陣営はG16勝馬の底力を信頼している。