【有馬記念】リアファル3歳馬Vへ

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 菊花賞3着からの戴冠を狙うリアファルは26日午後0時20分、鹿毛の馬体を揺らしながら、盛り上がる中山競馬場の場内とは別世界のような静けさの厩舎C-4馬房へと入った。

 「落ち着いていい感じです。馬運車から降りて直後にパッと見たら(輸送で)少し体が削れたかなあ、って感じましたけど、追い切ってからも少し体に余裕はありましたから。前走と変わらないぐらいで出せると思います」と担当の浜田助手は分析する。

 これといった逃げ馬がおらず、主導権を握ると見られている今回のグランプリ。展開の鍵を握るとみられているのがこのリアファルだ。「行く馬がいるようなら行かせてもいい。だから、内外を見ていけるこの枠(6枠12番)は良かった。自分のリズムで競馬をしてほしい」と願った。

 G1初挑戦の菊花賞では3着と馬券圏内を確保。力は十分に示した。そこからしっかりとリフレッシュしてのグランプリ参戦。機は熟した。

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