ラブリーが最優秀4歳以上牡馬受賞
「2015年度JRA賞」(6日、JRA六本木本部)
混戦が予想された最優秀4歳以上牡馬は、古馬の王道路線で2つのG1(宝塚記念、天皇賞・秋)を手にしたラブリーデイが174票を集めて受賞した。マイル路線を歩んだモーリス(114票)とは60票差。60票は年度代表馬を含めた10部門の投票で、選出馬と次点の最小差となった。
池江師は「とても光栄に思っております。中山金杯から有馬記念まで、一年を通じて活躍したことを評価していただいたと思っております。これだけ体調を維持していくのは難しいことですが、しっかりとケアしてくれた牧場の方々やスタッフに感謝しています」とコメント。年度代表馬のタイトルはモーリスに譲ったものの、芝の中長距離路線で中心的な活躍を演じたことが高く評価された。
現在は滋賀県のノーザンファームしがらきで放牧中。始動戦については「有馬記念(5着)のあとはさすがに疲れていたので1、2月のレースに使うことはないでしょう。復帰は3月か4月かな。二千前後の距離で、海外も含め、オーナーと相談して決めたい」と示唆。天皇賞・春(5月1日・京都)は見送る予定だが、国内の芝中距離戦に適鞍がないため、ドバイ諸競走(3月26日・UAEメイダン)やクイーンエリザベス2世C・香港GI(4月24日・シャティン)への参戦など、海外へ飛び出していくことになりそうだ。