【南関東競馬】モリデンルンバ初戴冠
「ニューイヤーカップ・S3」(7日、浦和)
3番人気のモリデンルンバがゴール前強襲で重賞初制覇。2着は直線抜け出しを図った2番人気のタービランス、3着には中団から伸びた8番人気のジャーニーマンが入った。1番人気で逃げたアンサンブルライフは、最後に粘りを欠いて4着に沈んだ。なお、上位2頭には「京浜盃・S2」(3月16日・大井)の優先出走権が与えられた。
ホッカイドウから南関東に転入3戦目で、モリデンルンバが重賞初制覇を成し遂げた。管理する坂本昇師は「よく届いてくれた。メンバーがそろった中で勝てたのが大きい」と愛馬の勝利に目を細めた。4角4番手から直線に入ると、一気に外を伸びて差し切った。
レース前半は先行勢を少し離れた位置から追走。「ゲートの中でキョロキョロしてワンテンポ遅れてしまい、位置取りが後ろになって少し焦りました」と矢野貴。それも取り越し苦労でしかなった。「流れてくれていたし、直線外へ出したらはじけてくれました」と結果的に展開がモリデンルンバに味方した。
今後について、坂本昇師は「東京ダービーを最終目標とするが、それまではまだ白紙」と説明。それでも、この勝利でクラシックの有力候補に数えられるのは確実だ。