【京成杯】ラフレシア重賞初Vへ
「京成杯・G3」(17日、中山)
重賞初Vへ視界良好だ。東スポ杯2歳S3着のマイネルラフレシアは13日、美浦Wで快走。タイトル奪取へしっかりと態勢を整えた。また、ナムラシングンは栗東坂路で格上馬と迫力満点のスパーリングを披露。しぶとく食い下がった内容に陣営は合格点を与えた。
重賞初勝利を狙うマイネルラフレシアが美浦Wの単走追いで躍動感あふれる走りを見せた。直線に入ると重心を沈めて、鋭い伸びを披露。5F68秒6-38秒3-12秒8とタイムは目立たないが、ダイナミックなフォームでさっそうとゴールを駆け抜けた。
騎乗した柴田大は「道中ゆっくり行ったにしても、直線ではしっかり伸びていた。それだけ調子がいい証明だろう。前走で馬体が増えているが、太いという感じはしなかった。何とか勝って賞金を稼いでおきたい」とうなずいた。
高い能力を秘めている。新馬戦、続くアイビーSと連勝。素質馬が顔をそろえた前走の東スポ杯2歳Sでは3着に敗れたが、積極的な競馬でしぶとく粘ってみせた。その後はいったん短期放牧へ。帰厩後は12月30日から時計を出し始め、ひと追いごとに動きは良くなっている。
高橋裕師は「先週(8日)にしっかり追っているから、今週はこれぐらいで十分でしょう。予定通りの調教ができたよ。気持ち良さそうに走っていたしね」と手応え十分の様子。小回りの中山コースなら前走以上の結果が期待できそうだ。