【南関東競馬】女王フーガ完勝
「TCK女王盃・Jpn3」(13日、大井)
単勝1・2倍の断然の1番人気の支持にこたえ、ホワイトフーガが好位追走から直線抜け出して快勝した。2着には中団から伸びた4番人気のパワースポットが入り、同じく中団から差を詰めたタマノブリュネットが3着。2番人気のディアマイダーリンは5着に敗れた。
ダートの新女王の貫禄を見せつける走りだった。圧倒的な1番人気に推されたホワイトフーガが、昨年11月のJBCレディスクラシックに続き大井で力強く躍動した。
ハナを切ったノットオーソリティが前半3Fを38秒7というスローペースに持ち込む。「予想以上に遅くなったので、思ったより前の位置での競馬となった」と大野は素早く3番手のポジションを確保。抜群の手応えで直線に入ると残り300メートルで鋭く抜け出し、懸命に追い込むパワースポットら後続を寄せ付けなかった。「去年サンビスタに勝てたので、今日は負けられない一戦。勝ててホッとしています」と大野は満面の笑みを浮かべた。
注目の次走について高木師は、「フェブラリーS(2月21日・東京)へ」と牡馬相手の頂上決戦へ向かうプランを明かした。「マイル戦ならハミを噛まずにレースもできるし、もっと速い流れの方が向いている」ときっぱり。中央G1制覇へ、砂の女傑がさらに進化する。